2 26836207 「須古寿し」は、白石町須古地区でお祭りやお祝いのときに食べられてきた500年以上続く郷土料理。木べらですくって食べる「すくい寿し」といわれるもので、全国でも3か所しか残っていないお寿司です。「もろふた」と呼ばれる木箱に酢飯をつめ、四角形に切り目を入れて奈良漬け・ゴボウ・ニンジン・むつごろうなどの具材を盛り付けますが、区切られた寿司は田んぼの風 景で、切り目 はあぜ道、真ん中の錦糸卵は田んぼに映る月を表していると言われています。 そんな伝統ある「須古寿し」ですが今では家庭で手作りすることは少なくなり、仕出し屋も減ってきています。いつでも気軽に須古寿しを食べられる場所を作りたい、地域に愛される味を守りたいという思いから「とこのとこ」をオープンしました。須古の人たちはみんな優しくていい人ば 子どもたちの成長とともに知り合いも増え、管理栄養士の資格を活かして地域の栄養指導をしたり、趣味だったイラストやハンドメイドでマルシェに出店したりするうちに、仲間と一緒に町をPRする女性グループを結成。須古地区地域づくり協議会ができたときは子ども部会長になって、子どもたちが 企 画 運 営するお祭り「子どもくんち」を立ち上げるなど、自分にできることで地域のお手伝いをしてきました。 そもそも私が須古寿しの作り方を知ったのは、小学校の親子料理教室。5年生になったら親子で須古寿しを作るイベントがあり、地元の方に教わりました。その後、中学校で須古寿し作りを教えていた方が亡くなり、管理栄養士の私に実習の依頼が来るようになって、子どもたちに教える側になりました。 お店のコンセプトは、ふらっと来たくなる町の寄り合い所。カフェでおしゃべりするような感覚で、若い人にも来てもらいたかったので白石町の女性建築士さんに依頼して、もろふたの赤をアクセントにしたかわいい店をデザインしてもらいました。 実は1年ほど前、全国放送のテレビ番組で紹介され 、沖縄や福島といった遠方からもお客様が来られるようになりました。旅行会社と提携して、日曜日には予約制の須古寿し教室も開いています。店をきっかけに須古寿しのこと、町のことを知ってもらえるのは嬉しいですね。 現在、須古寿しのランチを2種類とカフェタイムには手作りスイーツを提 供しています。ランチ 後 は、テレワークの場所として使っていただいたり、2階は座敷の個室になっているので、何かの教室やイベントなどにもご利用いただきたい。もっと気軽にお店に来ていただけるように、色々考えていきたいと思っています。SUKOカフェ&バルとこのとこ SUKOカフェ&バル とこのとこ 江口智子さん1975年福岡県生まれ。結婚を機に白石町須古地区に移住。管理栄養士の仕事に加え、ハンドメイド作家としても活動。2024年3月に、SUKOカフェ&バルとこのとこをオープンし、長男の歩さんと切り盛りする。■ 杵島郡白石町堤624-1● 営業時間:11:30~17:00※金・土は予約制で夜も営業● 定休日:月・火<インタビュー:中部エリアくみかつスタッフ/文責:福地>~中部エリアくみかつスタッフおすすめ~地域に愛される味を守りたい地域のために私にできることをふらっと立ち寄りたくなる場所に500年伝わる郷土料理「須古寿し」をもっと気軽にかりで、たくさんの人たちに支えられて実現できました。ちなみに店名は、私が周りから「とこさん」と呼ばれているので、「とこさんとこ行こう!」って、気軽に言ってもらえるようにつけました。
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